今年の3月、僕は新たなチャレンジを探していた。勿論、『音楽』で。
僕は少しでも稼ぎ口をと思い、ネットで『音楽の求人』を探した。
そこで知ったのが『ライバー』というお仕事。
色々な事務所がこぞって『ライバー』を募集していた。
僕は『ライバー』という仕事が何たるかも分からず、その事から調べなければならなかった。
調べていくうちに、興味はあるけれどそれが僕に適しているかは疑問だった。
ましてはそれで稼げるかなど見当もつかなかった。
で、ダメもとでとある事務所の求人に応募してみた。
すると、すぐに「Zoom」によウェブ面接がしたいと連絡が来て…
その後は、あれよあれよと、気がつけば『Pococha』で「配信しましょう!」ということになっていた。
「ダメ元」の応募が、配信を「やる事」になっていた。
「いやぁ、やっぱり無理です」と断る事も出来たし、やれる自信も無かった…
『3月25日』
僕は一人、iPhoneとマイクの前に向かっていた。
僕の番組が、生配信が、そこに始まっていた。
もう後戻りも出来ないし、これも定め(運命)と思い、僕はマイクに向かい喋り、ギターで弾き語った。
気がつけば、『Pococha』での初配信は5時間以上にも及んでいた。
ノンストップで語り続け歌い続けた僕の喉は枯れ、配信を終えた時には、疲労はフィジカルもメンタルもピークをとっくに超えていた…
「これを今後続けるのか?毎日のように…」
もう面接で提示された報酬の事などどこかに飛んでいた。
しかし、僕はこの『Pococha』での生配信を始めるにあたり決めたことがあった。
それは、事務所が提示した『ボーナス報酬』の条件期間の『30日間』までは休まず配信を毎日続けるということだった。
その『一ヶ月』を悔いなくやってその後のことは、その時に考えることにしようと決めたのだ。
だが「考えること」と、実際に「やること」は全く別で、ネットでも言及されていた「過酷さ」は、いざ実際に配信を始めてみて想像以上のものだった。
ここでPocochaの仕組みなどについては割愛させて頂くが、所謂『24時締め』の僕にとって、まず、僕の生活スタイルは「早め早起き」から「遅寝早起き」という、過酷を極めるスタイルへとシフトチェンジしてしまった…
自分の仕事が終わり、配信を始める頃には午後10時をまわり、そして配信を終え就寝するのは午前2時とか当たり前となっていた。
それが、自分で決めた『一カ月間』続く…
「語り、歌い、そして語り、また歌う…」
もうこれは「修行」みたいなもので、ある種のトライアスロンのような過酷さを身体に感じていた。
だが、配信を続け、日を追うごとに僕を本当に応援してくれる『コアなファン」の方を得ると、配信の過酷さの中に『ある種の光(きぼう)』が見え始め、それが日々の配信の原動力となった。
配信を始めた数日間は声帯もボロボロで、歌いたいのに満足に歌う事も出来なかったが、毎日数時間に及ぶトークと弾き語りで次第に喉が「その過酷さ」に耐えうるようになってきた。
しかし、事務所が提示した『ボーナス報酬』に対する条件は、僕にとって高いハードルとなった…
結論から言えば、僕はそれを達成する事はできなかった…
だが、自分に課した『30日間』の連続配信は、今日の午後5時45分に達成することが出来た。
結局僕は、『ボーナス報酬』は達成できなかったが、そこに悔いはない。
それに、僕はこの一ヶ月で、大切なコアなファンの方々と出会うことが出来た。
僕がここまで連続配信出来たのは、その『大切なコアのファンの方々のお陰』だという事を僕は忘れてはいけない。
そして僕は今日の『30日間』の区切りを終え、次の2ヶ月目の配信に対し、続ける事を誓った。
勿論、2ヶ月目からは配信のスタイルは変わらずとも、休みの日を入れる事も決めた。
そうやって、僕の配信2ヶ月目は、4月25日の火曜の夜から再び始まる。
過酷な条件は変わらないが、僕はこの『Pococha』を通し、自分の新たな世界を表現する手段を得たような気がする。
まぁ、『報酬』に関しては続けていく中で、それなりに対価を得られるだろうと信じている。
先ずは今夜、『30日間』の『達成』をコーヒーで祝いたいと思う☕️
そして、この『30日間』で得た、大切な『コアファン』であり僕の『ファミリーメンバー』の皆さんへ、心から感謝を申し上げたい。
その『感謝』の気持ちを忘れず、今後も『Pococha』を通し僕の世界を、配信を通し世界へと届けていきたいと思う。
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